よこひな通信

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平成26年9月1日

校長室から

校長 石上信彦
  幸いなことに、県内では大きな自然災害もなく、夏季休業が終了しようとしていますが、今年の夏は、広島で大規模土砂災害が起こるなど、日本各地で猛烈な雨に見舞われ、たくさんの被災者が出ています。ここに、亡くなられた方々への哀悼の意を表し、合わせて、被災された方々の一刻も早い生活の再建を念じさせていただきます。

  さて、今月は、学校の様子をお伝えできませんので、一般的なお話をさせていただきます。

  今年の1月14日、日本は「障害者の権利に関する条約」(以下、「条約」とする。)を批准し、2月19日より効力が発生しました。この条約は、2006(H18)年に国連で採択され、2008年発効しました。それから日本が条約を批准するまで6年の歳月がかかり、日本は140番目の締結国となりました。国連加盟国は、193か国(2014年現在)なので、最後から数えた方が早い順番です。いわゆる「先進国」と呼ばれる国々は、いち早く批准・発効している一方で、日本の批准の遅さは、とても目立ちます。
 日本が批准までこれほど時間がかかったのは、国内法の整備の関係と言われています。条約は国と国との約束なので、憲法より下位、国内法より上位に位置付けられています。つまり、条約と、国内法が矛盾しないように確認し、場合によっては、国内法の改正も必要になってきます。今回の条約については、法・規則の見直しと改正に時間を要したのではないかと推測されます。つまり、「障害者の権利を守るために、たくさんの法改正が必要だった。」といえるのではないでしょうか。
 教育分野で、条約批准に向けた改正といわれている一つが、平成25年9月1日の「学校教育法施行令の一部改正」と言われています。この改正では、「障害のある子どもは特別支援学校に就学する」ということから、「本人のニーズ・意見等を踏まえた総合的な観点から就学先を決定する」という形になりました。「インクルーシブ(障害の有無で分離するのではなく、すべての人を包含する)教育システム構築」を目指した改正と言われています。
 神奈川県の場合は、この学校教育法施行令の改正以前から、「ともに学び、ともに生きる」と言葉の元、就学時に本人のニーズ把握、保護者の意見を伺う等の取組をしていましたが、この条約の趣旨を踏まえ、さらに共生社会への実現に向けた取り組みを進めていくために、動き出しています。
 本校でも、そのために何をすべきか考えを深め、取り組んでいきたいと思います。

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9月の販売日 12日(金)、19日(金)、26(金) 11時30分開店です。
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特集 夏のよこひな報告

1. 生徒の活躍

陸上記録会 ― 7月25日(金)三ツ沢公園

商品の品出し作業の写真
 本校からは、100m、1500m、リレーの種目に参加しました。夏休みの3日間に各種目、リレーの練習を頑張って当日にのぞみました。
 当日は大変な暑さで、午後のリレーは中止になってしまいましたが、自分たちの種目を一生懸命走り、練習の成果を発揮することができました。
 友達が走るときには、みんなで応援して、とても素晴らしい大会になったと思います。
 次は12月に冬の駅伝・ランニング大会が予定されていますので、良い結果が残せるように練習していきましょう。

第8回特別支援学校ティーボール交流会 ― 8月3日(日)海老名総合体育館

ティーボールは
 ティーボールが大好きな希望者を募りチームを編成、交流会に参加しました。1試合目は岩戸・津久井養護学校の連合チーム、2試合目は高津養護学校との試合でした。
 どちらの試合も、よこひなチームは守備でのファインプレーあり、打ってもホームランやヒットあり、中には笑いを誘う珍プレーも見られました。ベンチもスタンドでの応援も大いに盛り上がった試合となり充実の一日でした。11月には保土ヶ谷球場で大会が行われる予定です。チームワーク良く、結果を残せるようにまた頑張りましょう。

2. 神奈川県立特別支援学校清掃技能検定(試行)が8月21日(木)に行われました。

清掃員の画像
 神奈川県内の特別支援学校4校の代表の生徒が総勢28名集まり、来年2月に行われる清掃技能検定の試行が本校で実施されました。本校からは、作業学習でビルメンテナンスユニットに所属する生徒5名が参加し、「テーブル拭き」と「モップ」の検定種目に取り組みました。この日のために夏休みに2日間学校に登校し、練習に励んできました。生徒たちは今まで作業学習で学んできたことを発揮しようと一生懸命練習を重ねました。

 当日は審査員やビルメンテナンス協会の皆様等、たくさんの人が見守る中、みんなとても緊張した様子で取り組み、終わった後にほっとした表情をしている姿が印象的でした。 試行検定の結果は、「テーブル拭き」は1級が1名、2級が1名、「モップ」は1級が3名という結果でした。全員認定証をもらい、達成感に溢れた表情を見せていました。 

 この検定は、神奈川県では初めて行われるもので2月が本番の予定です。これからもますます作業学習に一生懸命取り組み、良い結果が得られると良いですね。

3. 夏季公開講座の報告

《夏季公開講座》とは、地域の皆様に本校のことを 知ってもらうための活動の1つです。

夏期講習講座の様子
 7月29日(火)~31日(木)の3日間午前・午後に 1講座ずつ6講座を実施しました。3日間の参加総数 は143名と、大勢の方に本校へ足を運んでいただきま した。また、参加者の内訳は、本校の教員以外の方(本校 保護者・本校生徒・近隣自治会・地域の教員・地域 保護者・福祉事業者)が93名で、全体の65%となり ました。
 このように、夏休みのひとときを横浜ひなたやま支援学校の場所で時間を共有してくださったことは、「助け合い」「協力し合い」「学び合い」によって成り立った成果だと思います。まさに、夏季公開講座は「生徒・家庭・地域・学校の共同作品である」ことを実感できた活動となりました。本当に皆様に感謝です!~「ありがとうございました」~

  講座は、「『開かれた学校づくり』をするならば徹底的に開こう!」と連携支援グループのメンバーが一体となり、1.授業の紹介(「清掃」「パンづくり」)、2.企業(スターバックスによる「コーヒーの淹れ方」)3.医療(本校校医吉田氏による「思春期である生徒の気持ちについて」)4.福祉(NPO法人中央支援会理事長松丘氏による「より良く」を意識した「社会参加」のあり方」)をテーマに実施しました。これらの講座への反響は、参加者からいただいたアンケート(回収率76%)にたくさんちりばめられていました。

 各講座内容への満足度を見ますと、「大変良かった」「良かった」が98%と高い評価をいただきました。さらに、自由記述は「感動」「わかりやすさ」「実技体験で味わえた喜び・スキル向上の実感」「子どもへの接し方・支援や障害について自らの振り返り」「更なる探求」「資料・講座内容等に関する御指摘」等と、各参加者の感想が多く聞かれ、私たちにとっては何ものにも替えがたい「励み」となりました。 今後も学校に関わる教員・保護者・地域の方・関係機関はもとより、「主人公は子どもたちである」という観点を忘れずに、「開かれた学校づくり」をめざしていこうと思います。
 
学校へ行こう週間イラスト

神奈川県立横浜ひなたやま支援学校 [学校へ行こう週間]

学校見学・学校紹介・福祉制度についての公開講座・授業参観などを企画。 詳しくはチラシやホームページをご覧の上、お申し込みください。
〈お問い合わせ〉学校へ行こう週間担当:斉藤、立花 電話(045)300-5615

教育実習のお知らせ

9月8日(月)~10月3日(金)に、教育実習生が2名来ます。1年生と2年生にそれぞれ入りますので、御理解と御協力をよろしくお願いします。

志願相談が始まります

本校に入学を希望する中学校または特別支援学校中学部の生徒の志願相談が、9月から10月末まで行われます。
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